エンターテインメント | August 15, 2026

岡副麻希と車の深い縁 - SUPER GTリポーターから愛車「ドラえもん号」まで

フリーアナウンサーの岡副麻希(おかぞえ まき)といえば、「めざましテレビ」での明るいキャラクターを思い浮かべる人が多いだろう。だが近年、彼女のもうひとつの顔として広く知られるようになったのが、車やモータースポーツへの深い関わりだ。芸能界の中でも、これほど本格的にモータースポーツの現場に飛び込んだアナウンサーは珍しい。その軌跡を追うと、単なる「仕事で覚えた」レベルをはるかに超えた、リアルな車愛が浮かび上がってくる。

岡副麻希 SUPER GTリポーター

SUPER GT+リポーターとしての出発点

テレビ東京で毎週日曜日深夜に放送される「SUPER GT+」。2019年4月7日の放送より、岡副麻希が新リポーターとして出演が決定した。当時26歳だった彼女にとって、モータースポーツという全く新しいフィールドへの挑戦だった。

2019年シーズンから「SUPER GT+」のリポーターとしてレースの現場に足を運んでいる岡副麻希さん。「車に詳しくはなかったので、最初のうちはサーキットに行っても『何がわからないのか』すら、わからなかった」と語っていた。それでも彼女は毎戦現場に足を運び、ドライバーやマシン、レースのルールを一から吸収していった。その姿勢は、当初から視聴者の心をつかんだ。

岡副本人は「今まで、車は好きだけどドライブに行く程度でレースには馴染みがなかった」と正直に告白しつつも、「見れば見るほど、レースならではの車の魅力やチームプレーの深さに吸い込まれました」と語っている。素直な驚きと学びへの貪欲さが、彼女をリポーターとして急成長させた原動力だったのかもしれない。

無知から情熱へ - 車の世界にどっぷりはまった3年間

「めざまし」のラスト1年ごろに「SUPER GT+」が始まって、そもそも車自体に詳しくなかったので、とにかく学ばなきゃいけないことがたくさんあったと岡副は振り返る。モータースポーツは専門用語の宝庫だ。スリップストリーム、ピットウォール、ウェイトハンディキャップ - - 初心者にとってはまるで別の言語のような世界だが、彼女は一歩ずつ確実に知識を積み上げていった。

2020年シーズンには、スーパーGTに参戦するトヨタ、ホンダ、ニッサンの3メーカーがそれぞれ新型マシンを投入した年でもあり、岡副はリポーターとして開幕から現場で取材を続けた。この頃になると彼女のコメントは単なる実況の域を超え、マシンセッティングやウェイトハンディキャップの影響まで踏み込んだ分析へと進化していた。

トヨタ GR86 スバル BRZ スポーツカー

トヨタGR86とスバルBRZ - 話題の2台を乗り比べ

フリーアナウンサーの岡副麻希が自身のインスタグラムを更新し、話題のトヨタのスポーツカーGR86と写った1枚を公開した。テレ東系「SUPER GT+」で実現したもので、「共同開発された話題のニューモデル、トヨタGR86と新型スバルBRZを乗り比べてきました」と文面に記している。

この投稿は大きな話題を集めた。俳優の中尾明慶、レーシングドライバーの谷口信輝、織戸学と並んだ4ショットで、カラーの違う2台との写真はファンにはたまらない1枚となった。ファンからは「どちらの車も甲乙つけがたいね」「86カッコいい」「どちらも乗ってみたいですね」などとコメントが集まった。

GR86とBRZはトヨタとスバルが共同開発したスポーツクーペで、2代目となる新型は2021年に発表されて大きな注目を集めていた。そのホットな2台を実際に乗り比べて感想をレポートできるのは、3年間のリポーター経験があってこそだ。スタート地点でルールすら知らなかった岡副の成長を考えると、その距離感に感慨を覚える。

2021年3月 - 念願の自動車運転免許を取得

岡副麻希さんは「スーパーGT+」のリポーターを務めてきた影響を受け、2021年3月下旬に運転免許を取得している。この事実は多くのファンを驚かせた。3年近く車の魅力を伝え続けていた彼女が、実は免許を持っていなかったというギャップが面白い。それでも取材や乗り比べを通じて車への理解を深め続けてきたわけで、むしろ純粋な愛着が育ったとも言えるだろう。

免許を取得したばかりの岡副麻希が、富士スピードウェイのモビリタを舞台に安全講習に挑戦。教習所では体験できない体験をすることにより、クルマの挙動や悪路での運転技術を学び、スキルアップを目指した。通常の教習所で学ぶレベルを大きく超えた特訓 - - レーシングサーキットならではの環境で、車の限界を肌で感じながら学ぶという、なんとも岡副らしいステップアップだった。

愛車「ドラえもん号」誕生 - レーサー夫に教わる駐車の苦労

岡副さんは2019年4月から2022年3月まで自動車情報番組「SUPER GT+」にリポーターとして出演。プライベートでは2018年の「SUPER GT GT300クラス」チャンピオンである蒲生尚弥さんと結婚したことを報告した。車の番組で磨かれた車への情熱が、プライベートでもモータースポーツと深く結びついていたことになる。

新車に初めて乗った日の写真とともに「新しい我が家の相棒のドラえもん号(色が水色)」と紹介した岡副さん。運転は蒲生さんの指導を受けているそうで、「徐々に慣れてきてやっとや~っと!まっすぐ停められるように…笑」と技術が向上したことも伝えている。

水色の車体から名付けられた「ドラえもん号」という愛称が、岡副らしいユーモアを感じさせる。プロのレーシングドライバーを夫に持ちながら、「駐車がまっすぐできた」と喜ぶ姿は、彼女の親しみやすいキャラクターそのものだ。"蒲生先生"からは「運転は上手ですよ。駐車はセンスがないのでもうやるしかないねん」と的確なアドバイスをもらったとのことで、ファンからは「蒲生先生の『駐車はセンスがない』に吹きました 笑」と喜ぶ声が相次いだ。

水色コンパクトカー 日本 愛車

愛車選びの候補たち - 車好き芸能人の助言も

2021年8月には「SUPER GT+」で共演している車好き芸能人の代表格である中尾明慶さんのプレゼンを受け、5台の候補が紹介された。その中にはコペンGRスポーツも含まれており、軽自動車というコンパクト性を活かしたオープンスポーツカーとして、小回りが利いて乗りやすいことが魅力として挙げられた。

最終的に彼女が選んだのは、派手なスポーツカーでも高級輸入車でもなく、日常生活に溶け込む水色のコンパクトな相棒だった。「ドラえもん号」という名前に込められているのは、スペックへのこだわりよりも、車との日々の暮らしを楽しむという等身大の姿勢だろう。SUPER GTのサーキットで最速マシンを取材し続けた人物が、自分の愛車にほのぼのとした愛着を持つ - - そのギャップが岡副麻希という人物の魅力を端的に表している。

岡副麻希のプロフィールと車への関わり - まとめ

岡副麻希(おかぞえ まき)は1992年7月29日生まれ、大阪府出身。身長164cm、血液型A型。早稲田大学文化構想学部文芸ジャーナリズム論系卒業。趣味はお散歩、ストレッチ、歴史小説を読むこと。特技はピアノ(15年間)、水泳(フィンスイミング日本選手権1500m優勝)など。

岡副麻希さんは高学歴で頭も良く美人、なのにちょっと抜けているところが魅力的とファンの間でよく語られるが、それは車への向き合い方にもよく表れている。免許取得後に駐車に四苦八苦しながら、それでも愛車に「ドラえもん号」と名付けて大切にする。その姿は、スーパーGTの最前線を取材してきたリポーターの顔とは全く別の、素の岡副麻希だ。

結婚後の環境の変化も楽しむ日々「愛車と共に快適に楽しく暮らしています!」という言葉が示すように、岡副麻希にとって車は今や生活の大切な一部になっている。SUPER GT+のリポーターとして車の世界に飛び込み、レーシングドライバーの夫と共に車の奥深さを知り、そして自分だけの愛車を手に入れた。その旅路には、ひとりの女性が新しい世界と真剣に向き合い続けた誠実さが詰まっている。

車に縁がなかったアナウンサーが、モータースポーツの取材を通じてハンドルを握るまでになるというストーリー。岡副麻希と車の関係は、仕事がプライベートの人生観まで変えてしまうことがある - - そんな当たり前でいて意外なことを、改めて気づかせてくれる。